「PMF2013」 を支援・歓迎!! 新しいプロジェクトが始動
《 ウエルカムフラッグ ・ 大看板 ・ ミニコンサート 》 に挑戦



「PMFを応援する会」では、毎年 PMF期間中は「カフェ・サロン/ピクニックコンサートで会いましょう」など精力的な取り組みを展開しています。

そして昨年からは、PMFの主要拠点である「札幌芸術の森」へ至る国道453号の沿線にPMF歓迎旗およそ200本以上を掲出し、国内外からのアカデミー生とアーティスト、PMFファンへ、PMFの開催と歓迎の気持ちを発信しております。

今年はこれを更に発展させて、より「地域」「住民」と一体となった企画・実行をめざしました。名づけて「札幌芸術の森地区 PMF歓迎・地域活力発信プロジェクト」。

これは、標題のとおり(1)「ウエルカムフラッグ」の掲出,(2)「歓迎大看板」の設置,(3)「ミニコンサート」開催の複合的な取り組みです。

 

「PMFウエルカムフラッグ」 作業の効率化と、暴風雨との戦い

昨年、私たちの呼びかけで地元に各町内会などの有志が中心となって「芸術の森地区PMF支援サークル」が誕生しました。歓迎旗(サークルの独自旗のほかはPMF組織委員会から借用、ポールは自己調達)は当会と地元の人々の“力と地域の智恵”で沿線の3ヶ所のエリアに掲出しました。今年は作業の効率化と旗の沿道鉄柵への結びつけ強化のためにビニール製のバンドを購入し、ペンチ片手の作業となりました。

6月20日・22日に各作業班がそれぞれ分担するエリアに旗を林立させると、沿線は一気にPMFの躍動的な風がそよぎ始めました。

ところがこれら既存の旗そのものは特別仕様であり、市販のポール用に適合するものでないため、掲出した後に時折の思わぬ強い風雨で次々とへし折られました。毎朝 自転車でパトロールして破損ポールを撤去・補充してもまた強風。泣かされました。

 

 

「札幌芸術の森」 入り口に歓迎の大看板

この地域では、既に別の住民組織が沿道を花壇で飾る「フラワーロード」活動が盛んですが、このPMFフラッグ作戦は それと相共鳴して“PMFウエルカムロード”にしようというのがねらいです。そして今年新たに着手した大看板作戦はそのターミナルである「札幌芸術の森」入り口にPMFの何の歓迎サインが無いことに対処するものでした。

そこで5月に「支援サークル」・「地元有志」と懇談会を開き、地元ならではのアイディアを交換して上記名のプロジェクトにまとめました。

「支援サークル」と当会が連携して英文と日本語の看板デザインを決定。看板制作は(株)プランニング・ホッコーに依頼、同社の全面的な協力や「札幌芸術の森」の積極的なご理解をいただいて実現しました。

制作費は地元の沿線を中心とする住民、施設、会社・店舗、病院などの応援協力金でまかなうことができました。ご協力をいただいた28社(者)名は 本稿では割愛せざるをえませんが、看板にご芳名を掲載、ミニコンサート(後述)の当日プログラムでもご紹介しました。ご支援、ご協力をいただいた皆様に厚く御礼を申し上げます。

 

 

児童らが PMFアカデミー生に 「キーホルダー & メッセージ」 作成

地元の皆様との、この《3部作》の最後は「札幌市常盤児童会館」(小原館長)との提携でした。私たちは世界20カ国・地域から参加した108人とアジアからの特別参加3名のアカデミー生とのふれあいを志向していますが、今年は是非とも直接“歓迎”の気持ちを伝えたい-と考えました。そこで「札幌芸術の森」に隣接する「関口雄揮記念美術館」のご協力を得て、7月13日「PMFのお話と工作、ミニ・コンサート」の開催にこぎつけました。

住民・市民・子供たちにPMFの理解をいっそう深めていただくため第1部は「PMFってなあに?」,第2部「アカデミー生・アーティストにキーホルダー&メッセージカードを贈ろう 工作会」,第3部「ミニ・コンサート」です。児童会館に集う子供たちはこの日まで連日、手づくりでプラスティックによるキーホルダー150個を作成。この日はキーホルダーを封入するカードにメッセージを書き込みました。「音楽をとおして やさしさ、楽しさ、を世界の人に伝えてネ」(原文)など小学生低学年から高学年、中学生、住民らがそれぞれの思いを伝えました。この心のこもったプレゼントは組織委員会を通じてアカデミー生・アーティストに贈られましたが、世界各地に持ち帰られ いつまでも「PMF2013・SAPPORO」の記憶と想い出を残すことでしょう。

コンサートでは、アカデミー修了生で現在パリで活躍するヴァイオリニスト伊藤光湖さん(北海道出身)が駆けつけていただき美しいクラシックの調べをはじめ「となりのトトロ」「サザエさん」「アンパンマン」などのアニメ曲も弾き、子供たちも目の前でナマの音色を体験しました。

こうした住民・市民ぐるみのPMF歓迎プロジェクトの取り組みは「地域の誇りや一体感」「まちづくり」に成長することを願っておりますが、この試行が各地域でも更に拡大することを期待しております。

 



 

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