「第5回 PMFカフェ・サロン」開催される!!

“都市観光の担い手”のつどい-ホテル・観光業界とPMF-

  

 


  

「まちの文化資産―PMFへの夢と期待」

 「PMFを応援する会」が主催するこのカフェ・サロンは、PMFという卓越した国際教育音楽祭の事業が「活力ある街づくり」「優れた社会貢献」「良質なビジネスチャンス」に寄与できないか-という意図をもって昨年から開催しております。

昨年1月には、観光業界・文化・行政関連の方々に呼びかけて活発なワークショップを展開しましたが、第2弾の今回はホテル業界をメインの対象としました。

3月25日(月)会場の札幌エルプラザに札幌圏を中心とするホテルの経営者・管理者、企画・営業・マーケティング部門、および札幌市国際芸術展担当課などの方々と当会の22名が集い熱く語り合いました。

まず、当会の竹津宜男会長が「まちの文化資産―PMFへの夢と期待」と題し基調講話を行いました。竹津氏は札幌交響楽団の事務局長や、PMFの立ち上げと組織委員会で重要な役割を担当した経験を写真をまじえて、札幌の音楽文化についてその足取りをたどりました。また、札幌が今めざしている「創造都市」とその世界的ネットワークについての計画と夢を語りました。

 

札幌市内のホテル 「PMF関連イベント 事例紹介」

 そして、ワークショップの先導役として2つのホテルの「事例紹介」―。「札幌パークホテル」の岩本法恵さん(販売副支配人)から、当会に協力してPMFイベントやコンサートを開いていること、そのなかでホテルの施設がお各様に「好感」を持たれてビジネスへの契機が生まれていること、同ホテルの「自然と人との共存を図り観光事業を通じて社会に貢献する」という理念のもと各スタッフ・各セクションで取り組みを行っていることが 紹介されました。

また、「アートホテルズ札幌」の徳田晃子さん(営業部課長)からは、今年元旦・2日に「New Year Event」を企画・開催し、PMFで活躍したピアニストと新進気鋭のヴァイオリニストが協演したケースを紹介し、今後も「PMFという“音楽の祭り”が、“滞在と食”のホテルと結びつく、しなやかな“コミュニティ”を企画していきたい」と、意気込みを語って下さいました。

 

熱気と意欲的な 「ワークショップ」

次いで、ワークショップに移り、参加者と当会のスタッフが3つのグループに分かれて「セッションⅠ」(PMFへのビジネスアプローチを発見しよう!)、「セッションⅡ」(PMFとの繋がり-営業支援できることは?)、「セッションⅢ」(PMFをツールとしたビジネスモデルへ)について語り合いました。

このなかで、参加者らからは「PMFは十分知られていないので、市民・顧客戦略やビジネス活動に取り組む方途がなかなか見つからない」「Sapporo City Jazzや他都市の音楽祭“ラ・フォル・ジュルネ”などに負けない祝祭性や観客参加性を追求しなければならない」「PMFにおける市民・音楽ファンの喚起/ホテル顧客の開発/ホテル従業員の教育など企業のブランド価値(コアヴァリュー)の共有などが必要」・・・・などと、時間が進むにつれて熱心な意見が相次ぎました。

最後にホテル参加者を代表する形でマーケティング担当から「ホテルはプロの調理師・パティシエなど優れた人財も持っている。PMFにちなんだレストランメニュー、picnic弁当、オリジナルのスイーツやカクテルなどいくらでも発想はひろがる。そしてホテルは従来型の“空間ビジネス”から更に踏み出し、(広い意味での)プロダクトの面で共同企画やエリアプロモーションなどに挑戦したい」と熱っぽく決意が表明されました。

当「PMFを応援する会」からも3時間を越えるワークショップを受け「皆さまの要望 やニーズに応えて、ホテルなど業界への“PMF出前セミナー”等にも力を注ぎたい。PMFによる「街の活性化・国内外への発信・ビジネス展開」に効果ある“触媒役”となりたい」と呼応しました。

今回のカフェ・サロンには、PMF組織委員会のご理解はもとより、札幌市・札幌観光協会・札幌市内ホテル連絡協議会の皆さまに大きなご支援とご協力を頂きました。

当会では2013年度の事業計画で本企画の3回目の開催を決定しており、活動の輪を広げていきたいと考えております。

(以上)

 

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